ブブキ

ブブキ

意思を持つ武器。
契約を交わしたブブキ使いの一族が代々受け継いでいく。通常は人目を避けるため「透過」によって姿を隠している。

ブブキ

ブブキ使い

ブブキと契約を交わした人間の総称。
体内に宿したリンズと呼ばれる粒子の力を自在に操りブブキを使う。力の強い者はブブキに頼らず、リンズの力だけで戦うことも可能。

ブランキ

ブランキ

5つのブブキとして分離していた体の部位が合体することで完成する、謎の人型巨大生命体の総称。頭頂高で40メートルほどの大きさがある。 宝島に存在する多くのブランキは、脳にあたる器官が殆ど機能しておらず、深い眠りと徘徊を繰り返している。

ブランキ

ブランキ“王舞”

「一希家」がその心臓を代々受け継いできたブランキ。
10年前に起こった宝島のブランキたちの暴走から逃れるため、東たちを乗せ宝島から東京湾へと落下した。
現在は礼央子の監視の下、新宿の地下にある「ブランキの牢獄」に封印されている。

場所

宝島

東の生まれ育った、空に浮かぶ謎の島。
草木が生い茂り動物も暮らすなど、独自の生態系を維持している。かつて地上に降りたこともあるのか、打ち上げられた難破船や上陸した人々の生活の痕跡が見える。たくさんのブランキたちが存在するが、眠りと徘徊を繰り返し大人しい。

場所

墓ビル

ブランキを封印する役割を持つ漆黒の巨大建築物。
新宿に林立するその姿が巨大な墓標のように見えるため、墓ビルと呼ばれている。

ブランキ

ブランキ“炎帝”

「万流家」が代々心臓を受け継いできたブランキ。
全身から溢れ出すリンズが炎のように見えることから、
炎帝と呼ばれる。24年前、汀の操る王舞との戦いで四肢を失い、現在は頭部と胴体のみの姿となっている。

その他

ブブキ警察

ブブキ使いを取り締まる特殊警察機関

歴史

一希文庫

「一希家」に代々伝わる書物群。
古今東西のブブキにまつわる資料として一般に公開されていたが、収蔵場所である資料館の閉鎖後、その存在を知る人間は一握り。

ブブキ

ブブキ戦

ブブキ使いに古くから伝わる、ブブキを賭けた1対1の決闘法。右手なら右手、左手なら左手のブブキ使い同士の対戦となる。開始と同時に手錠のような形をとったリンズで繋がれ、戦闘中の他者の手出しは許されない。勝敗はブブキの破壊、またはブブキ使いの死亡か試合放棄によって決まり、負けたブブキは両手両足の全てのブブキ戦が終わるまで使用できない。

ブブキ

ブブキ狩り

ブブキ警察が行っている、未登録のブブキ使いを探し出して拘束し、そのブブキを取り上げる行為のこと。ブブキ使いは登録されたのち解放されるが、ブブキ警察の監視対象となる。

ブブキ

リンズ

ブブキ使いのみが体内に宿す力。一般人には見えないが、ブブキ使いの目にはそれが美しく輝いて見えるため、光沢のある布「綸子」に喩えられたことが、その名の由来。ブブキとブブキ使いは、常に赤い糸のようなリンズで繋がっている。

その他

四天王

礼央子に忠誠を誓う、石蕗秋人、間絶美、的場井周作、新走宗也たち4人の通称。それぞれブランキ“炎帝”の手足にあたるブブキ使いだが、24年前に一希汀によって先祖代々受け継いできたブブキを焼き尽くされ、失ってしまった。現在はリンズの力で各自の使い勝手の良い物をブブキ化して戦っているが、非力なため炎帝の手足の代用とはならない。

ブランキ

ブランキ運搬線

日本中に敷かれているブランキ運搬用の特殊な線路。現在はその多くが廃線同然となっているが、有事の際に使用できるよう最低限の整備はされている。

ブブキ

化石化

ブブキは、目のように見える「中心核」を破壊されるか、ブブキ戦の個別の決闘で負けると、化石化して石のようになり、その力を発揮することができない。ブブキ戦で敗北した場合の化石化は、戦闘終了とともに回復するが、中心核を破壊されたブブキが化石から元の状態に回復することはない。

ブランキ

惑星改造

人類が住めるよう惑星の環境を人為的に改造する、「テラフォーミング」と同意。目を覚ました首なしブランキが重力を操り、周囲の環境を作り変え始めた様子が、まるで地球そのものを改造しているかのようだったので、それを石蕗が例えた言葉。